megMar’s diary

見たり、聞いたり、考えたり、やってみたり

あなたは わたしの 天使です

最近フラダンスを習い始めました。

そんなに厳しい教室ではなく、親世代が老後に楽しめる雰囲気の月2回の教室です。

タイトルはその中で練習している曲の歌詞(訳)の一部です。

 

昨日、始めてから3回目のレッスンで衝撃の事実をつきつけられました。

>>>先生の踊りを見ながら踊っていると、振付を全く覚えられてない<<<

先生を見ながら踊ると何となく踊れている気分になり、何となく時間が過ぎ去ります。

だがしかし、2回目のレッスンから1週間ぶりの昨日のレッスンで、

「はい、じゃあ振りを一通り(1分半くらい)おさらいしてみましょう~~」

と言われて踊ってみたところ、途中からまっっっっったく覚えてない。

前回のあの踊れるようになってきた感はなんだったのかと愕然としました。

「あれ?先週やりましたよね??」

はーい!やりました!復習も何もせずに来たらこんな感じでした!!!

 

母と一緒に習っており、前回は私たち二人だけの個人レッスン状態だったのに・・・

このままではだめだ・・・!

心に火がついた私たちと、見本踊ってると覚えないなコイツらと気づいた先生は、

その後ひたすら通して踊る練習をすることに暗黙のうちに合意。

いつもなら挟む休憩をスルーして練習を繰り返し、なんとか振りを覚えたところで、

「はい、夢に出てきてもいけないのでこのへんで終わりましょう~」

と先生から声がかかりました。

帰宅後、母と二人でCDをかけておさらい、父の前で二人で踊って一日を終えました。

父はげらげら笑いながらスーパーで買ってきたやっすいロールケーキを食べていました。

 

翌日の今日も起きてまず1回復習、一日を終えて夕飯後再び復習。

 

短い練習ですがこのくらいするだけで、曲を聞けばなんとなく体が動くようになり、

そうすると歌の内容が頭に入ってきて、踊りに気持ちを込められるようになってきました。

ほんの少し空いた時間に復習するだけでこんなにちがうんだなあと、

久しく忘れていた「できるようになるために努力する」ってやつを思い出したような、

そんな気持ちです。

母に誘われて乗り気でもないのに始め、適当にやるつもりのフラダンスでしたが、

少し努力してできるようになるという体験があると、結構楽しめることがわかりました。

極度の面倒くさがりでできるだけ何もしたくないのに、

努力しないとできないことを楽しいと思う、矛盾を抱えた生き物だなあ・・・。

 

茶道も気安い教室で習っていて、こちらは元々好きでやっているのですが、

私の中でフラダンスと茶道に通ずる好きなところは、

動きに意味があること、そして動作の丁寧さかなあと思います。

ひとつひとつの所作を丁寧にすること、気持ちをこめること。

決まった型の中で、所作の質を高めること。

その緊張感や、決して完成しない感じが楽しい、気がする。

型の無い中で自由に表現する創作的な活動は苦手ですが、

洗練されてきた定型の中で自分の人間性や思いを表現するのは好きみたいです。